レトルト」ってどういう意味?

皆さんよく使う「レトルト」という言葉ですが、どういう意味かはご存知ですか?

レトルトの語源はオランダ語で、意味は「加圧過熱殺菌をする釜」という意味になります。
加圧過熱殺菌とは読んで字のごとく熱と圧力をかけて殺菌する、という事です。
もともとは釜を指す言葉だったのですが、時代を経て加圧過熱殺菌をする事も「レトルトする」というようになりました。

レトルト食品は米国陸軍の軍用食として開発されていたものでした。
1969年にはアポロ11号に積まれ、宇宙飛行士が食べた事で広く知られるようになりました。

そんなレトルト食品ですが、世界で一番最初に一般商品として発売されたのは実は日本なのです。
まだ冷蔵庫が広く普及していなかったので、冷蔵保存しなくても良い加工食品が非常に重宝されたわけです。
今では世界でトップクラスのレトルト食品を作る日本ですが、冷蔵庫がこの頃にできていたら、
日本はこれだけレトルト技術を発展できなかったのかもしれませんね。

意外と知らない!?レトルトパウチ食品の決まり

・レトルトパウチ食品の定義

プラスチックフィルム若しくは金属箔またはこれらを多層に組み合わせたものを袋状その他の形状に成型した容器(気密性及び遮光性を有するものに限る。)に調整した食品を詰め、熱溶融により密封し、加圧加熱殺菌したものをいう。(平成12年12月19日農林水産省告示第1680号)

・つまり…?

上記のような定義になっていますが、なんだかよくわかりませんよね?ポイントとしては、

 ①気密性と遮光性のある容器に入っていること

 ②密封されていること(容器の一部を熱で溶かして密封)

 ③加圧加熱殺菌されていること

ということになります。

・加圧加熱殺菌について

レトルト食品(レトルトパウチ食品や缶詰)に欠かせない工程が先述の「加圧加熱殺菌」です。

これは圧力をかけて通常の湯煎よりも高温で内容物を殺菌することを指しています。

120℃で4分間かそれと同等の熱が加わることが条件です。

この条件下で一般的な食中毒菌のうち最も耐熱性の高い「ボツリヌス菌」を殺菌することができます。

・保存料を使っている?

保存料は使っていません!

レトルト食品は食品衛生法で保存料や殺菌料を使ってはいけないことを規定しているため、レトルト食品を名乗る食品についてはそういったものは全く使われておりません。

加圧加熱殺菌のみで殺菌を行っているので、安全性の高い食品と言えます。